Mac OS XのターミナルからSublime Text2を立ち上げられるようにすると地味に便利
2012-11-29
ターミナルからSublime Text2を起動する
OS X Command Line - Sublime Text 2 Documentation
ここ見れば分かるって話なんですが、なんのこっちゃ、っていう人もいるでしょうから、日本語で解説していくことにする。
CSSプリプロセッサをコマンドラインツールで実行してたり、Gruntを使い始めたー、GitもGUIは使ってませんー、という人で、なおかつSublime Text2を使っている人、という狭いんだか広いんだかわからない層向けになるのはご容赦ください。
Sublime Text2でプロジェクトディレクトリをどう展開してますか?
多くの場合、さぁ作業するぞ、となると該当のプロジェクトの作業ディレクトリの中にあるファイルをいじくるわけですが、Sublime Text2ユーザーの人はどのようにはじめてますか?
ディレクトリをサイドバーにガっと放り込む
新規に開いたウィンドウに、Finderからドラッグ&ドロップでガっと放り込めば、そのディレクトリがサイドバーに登録され、中のファイルをツリー上に展開することができる。全然それも良しでしょう。
Sublime Text2のProjectとして管理する
ウィンドウにプロジェクトの作業ファイルが展開している状態で、Sublime Text2のメニューにあるProjectから、Save Project As…することで、その状態をプロジェクトという単位でSublime Text2が記録してくれるようになる。
プロジェクトファイルは、.sublime-project
、.sublime-workspace
という名前で保存する。これらはそのプロジェクトのルートとかに保存してもいいし、全然別のところに保存してもいい。例えば全然違うところにSublimeProjectsみたいな名前のフォルダを作り、そこに保存しても構わない。
どこにそのファイルがあろうが、ProjectからSwitch Project in Window、またはCommand + Control + Pなどをすれば、プロジェクトの切り替えダイアログが出る。そこから選べば、現在開いているウィンドウが、別のプロジェクトのディレクトリへと切り替わる。これもかなり便利。
さて本題のターミナルからSublime Text2を起動する話
最近はGit1なり、Gruntなりを使うことが多いので、作業をはじめるときにはまずターミナル2を立ち上げる。すると、次のアクションはエディタを開くことだが、いちいちアプリケーションから開くなり、別のランチャーソフトで起動するというのも面倒なので、そのままターミナルからやってしまいたい。例えばこんな風に。
subl .
これで現在いるディレクトリをそのままプロジェクトとしてSublime Text2で開くことができるようになる。
地味に便利と思うんですが、どうでしょうか。 興味を持ったら次へ。
sublへのシンボリックリンクを作る
Sublime Text2に含まれているコマンドラインツール、sublのシンボリックリンクを作るために下記をターミナル上で実行する。
ln -s "/Applications/Sublime Text 2.app/Contents/SharedSupport/bin/subl" ~/bin/subl
これだけ!
と言いたいところだけど、これを実行したあとに、
subl .
を叩いても、subl: command not found
みたいになる場合には、ターミナルを再起動すれば大丈夫かも。
さぁこれではじめよう
たまーに、上手く開かないこともあるので、そのときはコマンドを再度叩いてみてね。
- ターミナルからじゃなくとも、Sublime Text2のGitのパッケージを使えば、Sublime Text2上でGitを扱うこともできる。kemayo/sublime-text-2-git [return]
- 実際にはMac OS Xにもともとあるターミナルではなく、iTerm2っていうのを使ってます。画面分割とかもできて便利。iTerm2 - Mac OS Terminal Replacement [return]